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ルーシー・リーから 学ぶ

10062207.jpg

朝2時起床も、なかなかいいものです。
暗いうちに車を走らせ、日の出前に海に入ったりする。
潮汐の時刻の関係もありますが、
でもこうすると、海から帰ってからの時間がたっぷりとあるような気になり
よしよしと自己満足に浸りながら、今日もあれこれとやっています。



4月末から開催されていた 「ルーシー・リー展」 は、とうとうあと1日で終了。
以前よりチラシやポスターでこの展覧会の事は知っていたけれど
写真で見ている限りでは、あまり魅力を感じられなかったのです。

私はよく、「いま気になる人」 数人のブログを拝見し
その人が日々なにをどう感じて、どのような活動をしているのかをチェックしている。
それがなんと、ここ数日の間にそれらの人々が揃って言うのには
「もうすぐ終了、慌てて行ってみると、ルーシー・リーがすばらしかった」

なにがどうすばらしいのかは、書いていないのですが
気になる人々が偶然にも、ここまで同じ事を書いているとなると
それは私も行かない訳にはいかない、のでありますね。


10062206.jpg

着きました、国立新美術館。
ここまでガラス面に覆われていると、消費電力と電気代が気になって仕方のない庶民の私。

最終日は激混みカナ・・・?と予想していたけれど、それは嬉しい事に外れてくれ
すでに始まっている 「オルセー美術館展」 の方に人々は流れているようです。


10062203.jpg

説明的な一部屋目から二部屋目に移って、息をのんだ。
私が想像していた印象からは遠く、
繊細でありながら、重厚な作品たちがあちらこちらに。

時に薄さを追求したルーシーの器は、触れると壊れてしまうのではないかと思わせるものもあるけれど
それは決して、ぺらぺらではなく、地に足がついているような安定感があるのです。
ふっくらとやわらかい丸み、微妙な曲線、この薄さ、シンプルな色使い、
それなのに、この存在感はなんだ?

ルーシーがただひたすらに陶芸の制作へと情熱注ぐなかで
釉薬の研究や周囲からの影響により作風の変化は目に見えて著しい。
やはり、自分の表現、に行き着くのに近道はないのだなあ、とあらためて感じ、
むうう・・・と唸り、作品に見入ってしまった。

10062202.jpg

「線文」 と呼ばれた、ルーシー独特の線模様を見ていると
ふと、 「プリミティヴ=原始的な」 という単語が浮かんだ。
そして、先日お会いしたある方から聞いた印象的な言葉、
「アートは段々、プリミティヴな方に行っている。
 もっとそういうものを見た方がいい。」
それが頭の中でリンクした。

あとで映像のインタビューを見てわかった事だけれど
ルーシーはこの手法を、先史時代のものを見た時に真似たそうで
その時代では鳥の骨で模様を描いていたそう。

10062201.jpg

私がこの展示室で気がついた事のひとつは、
影が美しい、という事。

作品自体でなく、照明に照らされた作品が造り出す影が、とてつもなく美しいのです。
ルーシーの作品の形状は、一見変化に富んだものではないように見えるけれど
ひとつのラインを取ってみても、「そうでなくてはならない」 という確固たるものがそこにあるようで
それが、追求する、という事なのだろうと思う。

影に気がついた人は、どれくらいいるのだろう?
と、ぞろぞろと列を成して展示室をまわる人々を見て、思う。
なんかもったいないなあ、と、彼らを見るといつも感じてしまう。
もっと自由に見て、いいのにね。


ルーシーは、ろくろを回しながら、釉薬を調合しながら
宇宙と対話しているのだと、深く感じた。
どうしてそこまで考えが飛躍したのかは説明が難しいけれど、
晩年のルーシーの映像の目を見て、そう感じた。

ものを追求してつくっていく、という事は
結局そういうところにまで行き着くのかもしれない。
余分なものを排して、本来持っていたはずの感覚にまで遡る。
「プリミティヴに還る」
とは、偶然にもほかの場面でも私のなかで芽生えている思想。
自分がいまそう考えているから、見るものをそれと無理矢理結ぼうとしているのか、
実際に私を取り巻く環境が、そのように変化してきているのか、
どちらかはまだ、不明なのですが。

作品を見終わる頃、
すっかりと私は神聖な気持になってしまっていた。
これが、ルーシー・リーの作品、という事なのでしょうか。



10061407.jpg


余韻に浸りながら夕涼みに出かけると
家の近所で、すごいバイクを見つけてしまった。
バイクに憧れる私ではありますが、なにか別のものを見ているような感覚に陥り
渡る必要がない踏切待ちのフリをして、じっくりと観察しちゃいました。

すごいなあ、こだわっているんだなあ。
何がかっこ良く、何がすごいのかはよくわからないのですが、
でも、とにかくすごいなあ、と思った夕暮れの一コマ。


それぞれのこだわり、それぞれのつくりこみ、ですね。
















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keiです。

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