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八重山発ぬぬぬパナパナ ものづくりとは

紫陽花の美しい季節です。

先日の千葉波乗り道中でも、すばらしい紫陽花街道を走ったなあ。

この時期は井の頭線の久我山駅から下北沢あたりまでの線路沿いが
本当に見事な紫陽花の道となる。
早く見に行かなくては!


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先月末に、久しぶりに大きなカタツムリを見た。


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直径35ミリの殻をもつそれは、ゆっくり、ゆーっくりと、
「マイペースとはこのことダゾ」と言わんばかりの速度で移動を続ける。


少し離れた場所には、あかちゃんカタツムリ。

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小指との比較。
ちっちゃいなあ!かわいい!!
これでもちゃーんと、生きている。
ゆっくり、ゆーっくりと歩いていた。

近年、カタツムリを見る機会がほとんどなく
なめくじとの頻繁な出会いと反比例しているような頻度。
私が幼い頃は雨の日はいつも見ていたのに、どうしてでしょう?


5月の末の週末、
石垣島、大阪に住む「ちゅうさん」の主催する
ぬぬぬパナパナ「うちくい展」のお手伝いをさせていただいた。

八重山、沖縄、奄美を中心に、九州、京都などの染織の作家さん達の作品が展示される。

「ウチクイ」とは、沖縄の言葉で「ふろしき」。
以下は、うちくい展の言葉から・・・


ウチクイ、ウチュクイ、ウッパイ。
沖縄の言葉。日本語に翻訳すれば「フロシキ」。
しかし、その語感はモノを包む布を超えて、さらに深い意味を持つ。
かつて八重山では、嫁ぐ日のウェディングベールとして、
深い藍に白く、九つと八つの絣を染め抜いた
「ヒジリウチクイ(フズリウッパイ)」を織った。
それは一生涯、祭りの日や特別な日の<かぶりもの>として大切に使われた。
また、海へ出るオトコ達には安全を祈願して
「ティサージ」という手ぬぐいを織った。
それぞれに工夫して模様を織り込んだ「ティサージ」は、
万が一の時、それによって故人の身許が判別できたという。
人頭税としての貢献布を織る日々に追われた女達にとって、
家族のために、自分のために布を織るという行為が
どれだけ大変で、貴重な事であったか。
それはをのまま「祈りの布」なのである。


東京会場は都心にありながら、
光と風の通る、緑の邸宅。

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メインから一本入った奥に、その家はあります。



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映画「男と女」に出演したあの、
ピエール・バルー、敦子夫妻の東京の拠点であるこの場所。
現在はアーティストたちに、貸しスペースとして公開している。


最寄の信濃町駅から数分で、こんな別世界。


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会場にはたくさんの上質な作品達があふれ
部屋に入るのにも、ひと呼吸が必要なほど。

「染め、織り」は学生の頃から興味があったのに
なかなか一歩を踏み出せないでいた分野。

ここに集められた作品達を拝見していると、その行程を含め
私にとっては気の遠くなるような
宇宙的尺度を持つ時間、空間、手作業の根気を感じさせられる。
植物たちの命をいただき、それらを生かす。

「ものが溢れているこの時代、ものをつくり出す事は犯罪である」
というジレンマを抱え、それを自分たちなりに解釈し
「それでも、生み出す」理由を再認識しながらの作業。

その遥かなる作業を想うと、私は目眩でくらくらと足下が浮いてしまうのです。


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糸芭蕉から繊維を取り出す、
竹富島の島仲由美子先生の手作業のワークショップ。

頭ではなんとなくの知識はあったものの、
実際に目の前でその細やかな根気のいる作業を拝見すると
自然からの恵みを無駄にはできない、という想いがふつふつと熱く
再び私の心に灯りを灯す。


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島仲先生曰く
「先人達のされた事の、半分もまだできていない」
うーむ。
日々、向き合っている方だからこその、深いお言葉です。



ちゅうさんとは、建築家の相澤久美さんのプロデュースした映画「島の色 静かな声」の
打ち上げ会場で知り合った。
もう3回も拝見した映画だが
映像も内容もすばらしく、DVDも購入させていただいた。
回を重ねるほどに、その深さを味わい
心に深く刻まれるものの大きさを想う。


ちゅうさんと同じテーブルの向かいにたまたま座った、私。

言葉は少ししか交わさなかったけれど
ちゅうさんは帰り際、私に名刺をくださった。
「連絡待ってます」と。
私に何かを感じてくださったようで、私はちゅうさんの偉大さを
その時から段々とわかり始める事となるのです。


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今回は一日のみのお手伝いになってしまいましたが
得るものが多く、大変勉強になった。

ちゅうさんを筆頭に、実に個性的な面々が集ったこの展覧会。
すごかったなあ。
当たり前だけど、この世の中
まだまだ知らない事、知らない人だらけなんだ!
うー、胸がうずくぞ~。

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この日は、自分自身を静かに見つめる機会となった。
静かな緑の空間で、静かに自分を考えた。

私のこれからの事のあれこれ。
どうしても叶えたい事、行きたい場所、会いたい人、つくりたいもの・・・。
自分がこうありたいと、今の自分が考える未来の自分。
それらがはっきりと、整理されてきた。


それは時間とともに、変化していくものかもしれないけれど
その時、その時間を
自分に嘘つく事なく、まっすぐに見つめて進んでいこう。


忙しく慌ただしい、私の日常。
その時間の流れに、少しだけ違うカーブを与えてくれた一日。


ちゅうさん、みなさん、ありがとう。







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Author:kei1205
keiです。

見上げる空、花の色やかたち
光の変化や肌にあたる空気。
店先で手にとった果実
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なにげない日常のなかにあふれているうつくしさを
ひとつひとつ大切に思っています。

日々、感じたことなど。
流れ変化する自分の感覚を、記していきます。

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