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空はどこへ行った?

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空はどこだ?
何が見える?
光の向きは?
どんな雲が浮かんでる?
月はどんな色?


風に雲が流されるなか
一羽の鳥が、高い上空を羽ばたくことなく飛んでいるのを見つめている。
太陽の強い光を全身で受け止め、その力強さとやさしさとを確認している。
明るい都会の明るい夜空に憂いながら
でも、その遥か上には確かにいくつもの星が輝いていることを感じている。


空を見ないで生活している人々がたくさんいることを知った。
私が投げかけた言葉に、きょとんとする人々。
なぜ、あんなに美しい満月を見ないでいられるのか、
なぜ、ビルに反射する美しいイエローサーモンピンクの夕陽の光に気がつかないのか。
なぜ、この高い高い、空気の澄んだ青空を見ようとしないのか。

もっと空をみようよ、って言いたい。


R0010340_convert_20090618075042.jpg



梅雨シーズンに入ったからと言って、雨が降り続ける訳ではなく
どんよりなまぬるい雲がただよっている
そんな日が続いている。
たまの晴れ間があっても、厚い雲は常に上空をただよっていて
「いつでも雨を降らすことができるんだからネ」
と言わんばかりの、水分飽和状態97パーセント、というかんじ。


昨年秋頃、近所の古い大規模な団地の一部の取り壊しが始まった。
老朽化のため、全てを建て替えるらしい。
この団地は私の記憶があるころにはもうすでにあったから
もしかしたら、私が生まれる前からあったのかもしれない。

私が知る団地としては規模が大きく、建物も、10数棟はある。
建物と建物の間にはこの団地に住む人々が
毎日大切に手入れを続けてきた緑や、色とりどりの花々が
四季を通して、目を楽しませてくれる。
長年かけて生きて来た木々は、心地よい木陰をつくり
風の吹く日には、たくさんの木々の葉が一斉に美しい音色を聞かせてくれるのです。

今は、子供をほとんど見なくなったこの団地内だけれど
私が幼い頃は、子供達があそこにもここにもたむろしていて
放課後はこの広い敷地内を走り回り、庭に隠れ
「どろけい」をして走り回ったり、木登りをして遊んでいた。
超やんちゃムスメだった私は、その頃から高い場所で風を感じるのが大好きで
木上からの風景をその頃の作文にも書いている。
みんなの前で、選ばれて読んだ憶えがある。

作文が好きだったけれど
作文を評価する、学校のその姿勢が大嫌いだったっけ。

そうそう、この団地のなかの広場での
夏の映画会が忘れられない。



その一区画、数棟が壊され始めてから数日後。
建物はすでになく、周囲の美しい花や緑は、一本も残っていなかった。
区画整備の名のもとに、それまで何人もの人によって積み重ねられて来た大切な何かが
容赦なく、とりのぞかれ、消えてしまった。

クーは「なぜ木まで倒すの?あんなすてきな場所だったのに」と
小さな胸いっぱいの悲しみを、まっすぐな言葉にかえて私に問いかける。

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ある日、建物を覆っていた囲いが外された。
すばらしい緑や美しい花々は消えてしまったけれど
そこにはただ、広い空が広がっていた。

今までと違う風景にはっとした。
そこから私の無意識の記録が始まる事となる。

季節も恵まれていた。
秋から冬にかけての空は、なんと澄んでいるのだろう!
昨年もその前も、波乗りを始めてからそれまでより近くなったはずの空なのに
今また、違う空を感じている。




早朝、目を覚まして外を確認する。
まだ暗い。
新聞配達のおにいちゃんが、寒そうに肩をまるめながら家々のドアを巡っている。
熱いシャワーを浴びて、再び外を確認すると
遠くの空が白んで来ているよう。
私はあわてて洗濯機のスイッチを入れてから、表に飛び出す。

近くの団地の棟が無くなったので、新宿あたりまで続く空が見渡せるよう。
近所のマンションにこっそり忍び込み、高い場所へと移動する。
(ほんとは、こういうのはいけない事だよね)
こんな空が、家の近くにあったのだなあ。

心を鎮めて、時を待つ。
その間にも、空の色は刻々と変化し、雲は動き鳥達が移動する。
毎日見ていると、朝にここを通る鳥達の行く道がわかるようになった。

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美しい日の出。

こんなにクリアに、家のそばで日の出が見られるとはいままで気がつかなかった。
邪気を吐出し、静かな空気を腹の奥まで吸い込む。
頭の隅々まで、新鮮な空気を送り込む。


2008~09年の冬の朝は、そんな毎日だった。
晴れの日が多く、また曇りがちな日も
雲の動き、形を観察し、わずかな光の反射の変化を楽しんだ。
それが、できた日々だったのです。
なぜかいつもより、空気の粒まで鮮明に感じられた、すばらしい一日の始まり。


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平穏な土地に、再び喧噪がやってきた。
基礎が出来、養生で囲まれ、鉄筋が這って壁が立ち上がった。
それまでみてきた空が、また、再び切り取られていく。

そうか、こうやって空は見えない位置へと隠されるのだな、って
またあらためてその様子を認めて心に刻んだ。


私が暮らす今の世界は、空なんて気にしない
見る事もない人々が、それをあたり前の日常として暮らしている。
「昨日の月、やばかったね」
「今朝の空、すごくない?」
「雨粒に光が、すごくきれいだよ」
そんな言葉は、毎日一方通行で素通りする事が多い。

なんだか、さみしいね。
味気ないね。
じゃあ、毎日、何を見ていますか?
何を感じていますか?


そんな話をしたいような、欲求不満な日々もある。
誰かと共有したい、想いがある。
今は、自分の気の方向を変えたから
それは気にしないようにしているけれど。


今までは「都会には空がないなあ」って思って嘆くだけだったけれど
ないなら、自分の足で探せばいい、
そんな簡単な事に気がついた。

なーんだ、そうか。

空がない、のじゃなくて、ただ空の見えない位置にいるだけ。



そんな風にいろいろを感じられるようになると
この、コンクリートで固められた世界は私には息苦しい。

やっぱり、移動計画は正しい!
と自分を信じて、色々を計画しています。

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感じすぎるのは忙しいし、繊細なのは時に傷つきやすくもある。

でも、こんな自分になれてよかったって、
今はこっそりそう考えている。













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Author:kei1205
keiです。

見上げる空、花の色やかたち
光の変化や肌にあたる空気。
店先で手にとった果実
ビルのむこうに沈む夕陽。
なにげない日常のなかにあふれているうつくしさを
ひとつひとつ大切に思っています。

日々、感じたことなど。
流れ変化する自分の感覚を、記していきます。

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