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しらない領域を 知る

先日のブログで書いた、茨城試乗会での波。
まだ、その波や感じたことを 忘れられないでいる。

あの日の とおるさん。

12091211.jpg

技術もない素人写真だけど、こうやって波乗りをする姿を写すことも楽しい。
それは
写真を通して解ることや、気づくことがあまりに多いから。



試乗会の2日後
もういい加減、現実に戻ろうと決め 波なしを覚悟で向かった鎌倉では
腰ハラ波を1時間半も独りで貸し切り、という信じられない贅沢を味わってしまい
やはり波を求めている自分を 渋々自覚した。

波を求める自分の気持に、遠慮はいらない。
そう思った。
ただ平和な気持で 争うこと無く 素直に波のリズムに合わせていたい。


そのような事を考えながら 眠りの浅い夜をいくつかやり過ごし、
再び海へ向かう車中から、先輩へと1本の電話を入れた。

120912041.jpg


朝の工場の空気はまだ静かで 透明感がある。
テラスで陽射しを避けたみいちゃんが にゃあ とちいさく鳴いていた。
みいちゃん、おはよう。


ボードの性能をどうしても知りたくて
海へ向かう途中で Action Glass Works へと寄らせていただいた。

気になるボードはいくつもあるが
この日は、湘南の小波で この Free Flow 6'8" のEGG に乗りたかった。
急なお願いに先輩は驚いたかもしれないけれど
いいよ、と電話口で快く承諾してくださった。


120912061.jpg

これがお借りしたボード。

6'8" というサイズは、サーフィンをしない方々にはわかりづらいだろうが
=約203.2センチ

120912051.jpg

トライフィン (フィンが3枚ついている) なのだが
両サイドのフィンは、ものすごく小さい。
そのセッティングも、このボードの特徴のひとつなのだろう。

こうやって見ると、のっぺらとした板なのだが
実はノーズやレイル、ロッカーなどに、この板のコンセプトがみえるらしい。

どのような工夫なのカナ・・?



12091221_convert_20120913110208.jpg


とおるさんからボードについて またたくさんのお話をお聞きした。
30分以上1時間未満くらい?
今日もお忙しいはずなのに、丁寧にわかりやすく
惜しげもなく、ご自身の知識やサーフボードの秘密を教えて下さる。

いつも、ありがとうございます。

とおるさんとお話しするのが楽しく、時間を忘れそうになったが
潮はどんどんと上げてきていることを思い出し、急いで海へと向かった。

朝一番は良かったようだけれど
すっかり厚ぼったく、ゆったりユルユルとした
波数の少ない海へと かわってしまっていた。

しかしこのような時ほど、ボードの可能性が見いだせるチャンス!
私は嬉しくなり、迷わず海へと飛び込んだ。


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スターボード酒井さん撮影
いつも、ありがとうございます!

半笑いなのが自分でもコワイのだが、
この時は、このボードを少しわかり始めていたときで
トロい膝波でも、ゆるゆると楽しめることがわかり、すっかり嬉しくなっていた。
トロトロトローっとバックサイドに流れ、
ターンしてから、トロトロとレギュラー方向へ向かう途中・・

しかし写真を見て愕然としたのは、やはりレイルが入っていないことで
この日はレイルを意識して練習しようと決めていただけに
ちょっと落ち込んだことも、事実なのだ。
あれだけ、とおるさんに教えていただいていたのにね・・

レイルとは、ボードの両サイドのことで
これを波に食い込ませながら、ターンし波を乗りつないでいく。



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試乗会風景
マサキさんのターン直前。
ここから切り返して、一気に逆方向へとボードを走らせてゆく。

レイルが波に、しっかりと食い込んでおりますね。


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とおるさんのターン

波がちいさくなる、ショルダーの端のほうから
波のパワーのある場所に向かってターン。

足で踏ん張り、回転して 行きたい方向へ・・

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マサキさん
崩れそうな波にボードをあて、今まで進んできた方向へとレイルを入れ、ターン。

12091213.jpg

そうして再び、立ち上がってきた波にむかって
やってきた方向へと戻るターン。

一方向にただびゅーっと行くのも気持いいけれど、
こうやって波のポケットを探しながら乗り繋いでゆけば、
長く波に乗ることが出来、また、その場所の波を知ることにもなる。



日浦さんのターン直前
ロングボードでも、基本は一緒。

長くて重い、とおるさん仕様のボードを
簡単に操作してしまう日浦さん・・すごい。

いつものショートと少し違って、
ゆったりとおおらかなターンがまた、すてきだったなあ。

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このようなスープ(泡)波だって
しっかりとレイルワークをしている とおるさん。

これは確か、5'8" の GO GO RIDER だけれど
きちんと丁寧に、泡波でもインサイドまで乗り繋いでいらしたのだった。
ひとつひとつ、何かを確認するように・・

こうやって拝見していると、ボードは長さの問題ではないような気がしてくる。

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これは↓ この日撮った写真の中でも、お気に入りの1枚。

何が気に入っているかというと
普段、私がとおるさんからお聞きしている波乗りのコツの色々が
すべて凝縮されたように思う1枚だから。

波の軌跡を見ればお判りでしょうが
やってきた方向へと再び戻ろうとしているシーンで

レイルを入れ
足で踏んばり
支点を決めて回転

言葉にすればシンプルなそれらを そのまま体現して下さっている。
まさに物理学だなあ、と いつも思わされる。


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お借りしたボードで
鎌倉の午前中 膝モモトロトロ波と
江ノ島デッキ前の夕方 腰ハラまれに胸?サイズの波に乗らせていただいた。

「オールラウンド」

そう聞かされていた意味が、やっとわかってきたような気がした。

ショートボードのようにも、ロングボードのようにも乗れる
そのようなボードなど、信じられない気持でいたけれど
本当にどちらの感覚も味わえる、おもしろいボードだった。

まずは沖へのパドル。
短さから連想する不安は、すぐにどこかへと消え去ってしまった。

ノーズとレイルの薄さから懸念していた不安定さなど
考えるのもおかしい位の安定感で、水の抵抗なくスイスイと沖へ出て行くことができる。
つまりは、パドルが楽 ということ。

この長さでは難しいのでは、と想像していたドルフィンスルーもまた楽なのは
ノーズがこんなに薄いからなのだろうか?

テイクオフはあまりのスムースさに、いつ滑り出したのかさえわからないほどで
今までのテイクオフで 「とりゃ!」 と気合いを入れていた事が
ばかばかしく感じてしまった。

余計な力を感じずに するりとテイクオフ出来てしまうのは
まるで自分が波と一体化しているような錯覚さえ起こさせる。

ターンはいままで感じたことのないほどすばやく回転し
まるで、鋭利な刃物で何かを切る時のように
なんの力も感じずに、すっと行きたい方向に向かってしまう。
気づくと、方向がすでに変わっているような印象。
だから油断して中途半端にターンしようものなら、すぐに放り出されてしまう。

しかし安定性はあるので、つまり、意図して波に向かえば
ターンのスピード感とスムース感による快感、
それにより波を長く乗りつなぐという楽しさを
しっかりと味わう気持よさを、たっぷりと享受できるのだ。

このようなボードは、はじめて。


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photo: Masaki-san


とおるさんのこだわりが凝縮された、EGGの兄弟たち

オールラウンドなすごい板だよ!
という噂は何度もお聞きしていたのだが、初心者の私でも感じることの出来る
なんだか、すごい! 板の予感。

という言い方をするのは、私がまだまだ乗りこなせていないからだが、
ボードを返却に工場へと向かう途中ですでに、
ああ また乗りたいな・・と自然と思考がそちらへ向かうというのは、
クセになるボードであるという、証拠ではないのだろうか。

「ショートのようにも、ロングのようにも乗れる」
とはすごい事で、
私のように、どちらも楽しみたい!という欲張りなサーファーには、まさに最適な板なのでは。

夕方、ウッドデッキ前で思いがけず良い波たちに出会い
何度も何度も、波に乗った。
午前中にあまり上手くいかなかった、板を動かしながら走る ということを意識し
そしてインサイドの小波+泡波では、ボードの前よりに足を揃えて立ち
すーっと走って、ロングボードのグライド感を楽しんだ。

それを見ていたクラブの知り合いたちには
「すげー、かっこいい!なにそれ」
とあまりに何度も言われるので、又貸しは嫌いだが一応
「乗ってみますか?」 と聞いてみると
「いや、いい。無理だもん」
と言われてしまう。

マジックボードですよ、これ! パドルだけでも!!
と嬉しさのあまりアピールすると、それがかえって逆効果だったのか
無理無理、乗れないよー と、逃げられてしまった。
もったいないですね。
このようなボードが眼の前にあるというのに・・


この日は6'8"という長さだったが、試乗会では6'4"にも乗らせていただいていて
満潮に向かう厚めで小さめの波でもまた、テイクオフの簡単さに驚かされている。
短い方がより小回りがきき、クルン、と回転してしまうのだが
ボード自体にしっかりとした安定感があるので、安心して乗れるイメージ。
その長さでもノーズに乗って遊ぶことができるというのだから、すごい。


ロングボード と ショートボード
そういうカテゴリーで考えがちなサーフィンだけれど、
領域を制限してしまうような考え方は、なんだか違うような気持になってくる。
このボードと出逢って
今までの私のなかで勝手に出来上がっていた
サーフィンへの考えやイメージが、すっかり崩れてしまった。



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サーフボードは、波乗りのための道具。
しかし、ただの道具ではないことを思い知らされた。

ロングボード、ショートボード
その間の長さは、ファンボード と呼ばれ 
そこからイメージするような、ある種のレッテルを貼られてしまっているけれど
その領域にこそ可能性がたくさん詰まっているのでは?
近頃は、そんな風にも考えられるようになってきた。

何事においてもそうだけれど
とにかく、物事を決めつけてしまうという事は、もったいない。

知りたい世界があるのなら、もっとフレキシブルに反応できるようにしていたい。
そのようなことを、あらためて感じさせられている。



なんだかなんだか、すばらしい板だったナ。
楽しかった・・

ああ、またこの板に乗りたい!


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