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島への旅 その1.島の風景を探しに

いくつもの雲を超えて、小さな島へと向かう。

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うわあ! 海面に映る、雲の影がきれい。
次々と移り変わる雲の形状や光の具合から、眼が離せない。


やって来たのは、南の小島。
島一周が車で2時間くらい、とある。
空港も小さいなあ、と、南国滑走路をしみじみ眺めた。


R0011470_convert_20090823112743.jpg


ありがちな演出だけれど、空港周辺を南国ムードで満たすべく
それらしい植物で飾り立てることは、良く知っている。
では実際の島の中では、どんな風景が広がっているのかな?
ありのままの風景を受け止めようと思っているが、やぱり少し期待もある。
・・・ん? 何の期待だろう?


そんな事を考えたり考えないようにしたりしていると、
いきなりの豪雨に出迎えられた。


R0011500_convert_20090823113043.jpg

まだレンタカーに乗り込んでから数分も経っていない。
会社のみんながやっと出社したかな?という時間だった。

その雨の勢いがものすごくて、このオンボロ軽自動車のワイパーでは歯が立たない。
いよいよ前方の景色が見えなくなり、一時、運転を中断。
路肩に車を止めなくてはならないほどだった。


初日の出足をくじかれたようで少し気持ちが曇りそうになるが
いやいや、これも何かの前ぶれ、次に向かうために必要な過程なのだ!と考え
南国屋久島旅の雨を想い出し、今度は気持ちが明るくなってきた。
なんだ、なんだ、この変わり様は。
人間の気持ちなんて、考え方ひとつでいくらでも、どうにでもなるものですよね。




しばらく雨はやみそうにないので、早めに宿にご挨拶。
するとご主人が余裕の笑顔で
「今日はこんな天気になると思ったから、もう部屋の準備はしてあるんだよ」

さすが、南島を熟知したご主人ならではのご配慮!
融通の利かない都会のマニュアル高級ホテルとは違うなあ。
と、その温かいお心遣いと冷たい麦茶に、しばしほっこりと部屋で足を伸ばした。


いくら待っても雨はまだ止みそうにないと判断し、雨の島探検へと向かう。
目的は島のざっくりとした形状を理解すること。
私は地図を見るのが好きで、地図を良く見てから車に乗る事が多い。
でもいくら地図を見ていても、やっぱり実際の運転や歩いて得られる地理感覚にはかなわず
ええい、とりあえず出発じゃ~、と結局こうなるのです。





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実は出発の飛行機に乗り込む前にひと騒動あり
クーも私もそのバタバタなひと時に、ちょっと疲れてしまった。
ハイテク便利な現代のシステムはそれなりによいけれど
細やかな融通というか、臨機応変が効かない不便さを痛感した搭乗口でのやりとり。

「こんな時はまず、温泉じゃ!」
とまずは海の見える足湯温泉に向かった。

あー、ゴクラクゴクラク。

小雨になった海の白っぽい風景を眺めながら、
気持ちがゆっくりとほぐれて行く。
ここでビール!といきたいところだけど、いくらなんでも早いやろ
と、もうちょっとお預けにすることにした。
再び車に乗り込む。





車を流しているだけでもやっぱりお腹は空くようで
名物のうどん屋に入った。


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ここのうどんにはアシタバの粉が練り込んであり、うっすらと草色をした麺が特徴。
スープの濃い色から想像していたよりもダシの味が全面に出ていて
なみなみと注がれたスープも、コクコクといただけちゃうほど味わい深い。


ここに、島の特産品の島唐辛子を投入すれば
それはもう、天にまで昇れるほどの逸品となるのです。


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食通のクーに、「このスープ、ダシの味がでていておいしい!」と言わせたほど。
島へ来ての一回目の食事からこうなるとは・・・。
恐るべし、南島の食卓!と、次への期待は自然と高まって行くのです。




相変わらずの雨の島は雲が厚く薄暗く、なんだかよくわからなかった。
あちこち走ってから町の本屋さんへ。

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この書店は漫画の在庫が豊富で、クーはちょっと興奮気味。
私も文庫のコーナーで眼をこらすが、お目当ての作家には出会えず。
1冊だけ、旅のお供を購入した。
ここで島のコーナーを見つけ、シーナ先生の「雑魚釣り隊」シリーズを発見!
そうそう、ここはシーナ先生が愛する島のひとつだったんだ。

この島では、どんな魚たちに出会えるかな?




夕方近くになり、雨はあがった。
すると景色はぐんぐんと変わって行く。


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薄暗くはなってきているが、太陽の光で緑は輝き出し
今まで白く霞んでいた水平線はくっきりと黄色を帯びた紺色に変化した。
海の色が次第に蒼くなって行く。
雲間から差す光が強く、まるで島全体が輝き出したように感じた。

これがさっきまでの島と同じ?

その風景の変わり様と美しさに気持ちは高揚し、
「こうなったら温泉びーるだあ!」と一気に温泉に向かう。
なんだ、なんだ、この展開は。



温泉上がりの心地よく火照った身体を休めに、漁港を散歩する。

ふらふらと風に身をまかせていると
「あ!ウミガメだ!」
と、クーの叫び声。

えー?ウミガメえ~?
と半信半疑でその場所へ行ってみると、
わあ!本当だ。
ウミガメが時々、海面に顔を出しに浮上している。
しかも、1匹ではなく、身体の違いから数匹いるようだった。
一番の親分の大きさにビックリ!

岩場近辺を潜ったり浮上したりして、食事でもしているのだろうか?
しばらくそのポイントから動かない。


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ウミガメはこの島でも神様なのだろうか。
わからないけれど、なんだかとても神聖な存在に出迎えられた気持ちになった。

ありがとうございます。
よい旅にします。


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すっかり晴れた夜。
天の川を見た。


やっぱり空には、宇宙には無数の星があるのですね。
再び確認できて、よかった。


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写真に収めるのはダメだなあ、と顔を赤らめながら
何事も修行じゃ、と宇宙のなかに未熟な存在の自分を確認する。
様々な想いを新たにさせてくれた、静かな南の空だった。


心静かに、ゆっくりと時間が流れていった。









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Author:kei1205
keiです。

見上げる空、花の色やかたち
光の変化や肌にあたる空気。
店先で手にとった果実
ビルのむこうに沈む夕陽。
なにげない日常のなかにあふれているうつくしさを
ひとつひとつ大切に思っています。

日々、感じたことなど。
流れ変化する自分の感覚を、記していきます。

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