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島への旅 その4.やさしい風よ、ありがとう。

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普段の生活からは考えられない、島での生活。
海に触れ、植物たちを観察し、風にあたりながら星を仰ぎ見て
昼間から温泉→びーる などなどが当たり前の時間として過ごしている。

島のあちこちへと探検には行くのだが、どこもガイドブックに載っているような
そんな場所ばかりだと気づいた。

夕陽が見たい、とはこの島に着く前から考えていたのだけど
「島イチバンの夕焼けスポット!」
とうたわれている場所で夕陽を見る気持ちには、どうしてもなれなかった。
その場所は昼間に毎日何回も行き来している場所で
なるほど、「いい眺め」ではあるし、晴天の海や向こうの小島は確かにすばらしい。
でも、夕焼けはそこではないように思った。

クーを誘ったがやんわりと断られ、ひとり「ガンバレレンタカー」を走らせる。
入って行ったのは、宿からすぐの地図に載っていない小径。
もしかしたら行き止まりかもしれない、と思いながらもその道に導かれるように
吸い込まれて行った。

方角的には西を向いている(はず)。
しかもなるべく海に近い方角の道を選んでいる(はず)。
分かれ道が来たら、とにかく左に入る。



こんな道やら

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あんな道やら

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軽自動車一台分の幅の薄暗い道を、ただひたすらに。
誰もいない、車も通らない、民家もない。
陽が傾き、ますます薄暗くなる。
ただ、虫の声だけが耳に刺さるくらい、うるさかった。

怖い、このまま戻れなくなったらどうしよう?
なんてガラにもない不安が横切るが、思ったら現実になりそうで、すぐに気持ちを切り替えた。


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途中、島の南側の海沿いと思われる場所で廃墟のホテルを発見。
立ち入り禁止の看板はもうボロボロで、こういう風景は気持ちをさらに沈ませる。
少し前の昔、この島が栄えていたなごりを感じ、急にさみしくなった。




長い時間のように感じたが、ほんの15分くらいだったかもしれない。
段々と坂が急勾配となり、目の前には海!
やったあ、勘を頼りのドライブはなんとか成功したようだ。

ちょうど太陽が水平線に沈む時だった。
なんとか、ぎりぎりセーフ!と汗をふいた。


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変わりゆく雲の色をただ静かに見守る。
その色彩の多様さと空の果てしない広さと、やさしい海の風。

人ひとりもいない、そこに立っていた。

ついに誰にも出会わずに誰もいない海岸へたどり着いた、
ここは私の、特別な夕焼けスポットだ。




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今夜の宿。
建物は古いが、手入れの行き届いた様子がよくわかる。
「ねこ」という名の、ネコ。


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なんとマンガから歴史書まで、1万冊の蔵書がある図書室や



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数千枚のレコード!
NHKのスタッフもうならせたという、自由人なおとうさんのコレクションです。



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今夜の夕食。

小鉢に少しずつ盛られたひとしなひとしなが美しく、うれしい。
しかも、どれもすばらしく繊細で美味!!
もちろんその全てが、この道40数年の宿のおかあさんの手作りです。

お皿の並べ方にも気を使っていらっしゃる事がよくわかります。

今夜はくさやの唐辛子和えやあしたばのとシラス、トビウオのフライにサメのマリネ
金目の煮付けなどなど。

実は写真には写っていないのだが金目鯛の刺身大盛りもあって
それが、私の金目鯛の概念を根本から覆す一品となったのです!

絶品料理に悶絶する夜。



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すごいでしょ、この魚。
こんな魚達を当たり前にいただけるこの島、すごいすごいの連続。


今まで伊豆などで金目のお寿司や刺身をいただき、それは美味しかったように思っていたが
「今までの金目はなんだったの~???」
と思わず絶叫。
まず、見た目からして違った。
白味を帯びたとろみのある、光るうっすらピンクの身。 
その物体が最初はなんだかわからなかった。
口の中でとける脂、鼻に抜ける甘い香り。
もう、へたに金目は食べられなくなっちゃうヨー。
まさに食べごろの魚ってこうなんだなあ。
すごいぞー。


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ブド。
海藻を煮て、ネギなど加えた後に冷ますと固まる。
これ、食べたかったのです。
磯臭さがありクーは少し苦手だったようだけど、私はパクパクいただきました。
これがまた、島の酒に合うのよ。


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この宿のおかあさん。 えいこばあ。
この夜、ふたりきりで話をした。
えいこばあの人生の話は深く、頭が下がる思いで一生懸命に拝聴した。
えいこばあ、すごい。

えいこばあのご主人が食事の酒を次々と満たして下さったのだが
「そろそろ寝るねえー。」と、ねこと一緒に寝室へ行ってしまった。
昔から自由人すぎるご主人。




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次の日もクーと私の温泉行脚は続く。


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ここも目の前は蒼く広い海!
温泉に入りながら、窓から海を一望です。
この島の温泉ロケーションは、すばらしいところばかりだなあ。


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と気持ちよく入っていると、そこでヨフさんと出会った。
ヨフさんはかわいらしい水玉のキャスケットに赤いTシャツがよくお似合いです。

なんと宿のえいこばあのお友達でした。
「えいこさんはここらイチバンのお姉さんよ」と、年上のヨフさんは言う。
「スイカ持って来てあげればよかったねえ、宿にはいつまでいる?」
と言いながら、車の後ろの断熱ケースに入った、凍らせた島の水を下さいました。

美味しい!
この島の水は、きれいでうつくしくて、本当においしいんだ。
ありがとう、ヨフさん。



お風呂上がりは氷だ、ソフトクリームだ!が最近のクーとの合言葉のようになっている。

向かったのは中田商店。


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ここのおかあさんの炊くあずきと自家製シロップが絶品で
そのほくほくした食感と酸味の利いた甘さ控えめのシロップに、すっかり魅了される。
あまりのおいしさに、写真を撮ろうとしたらすでに半分なくなっていた。
ソフトクリームも、絶品なんだよー。


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中田商店のおかあさん、やさしい甘さをありがとう。
おとうさん、また焼酎いただきに行きますね。



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サーフポイント近くの、末吉商店。


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なんとここのおかあさんはフラダンサー!
この日もティートゥリーのお手入れをしていらっしゃいました。


おかあさんは装飾やダンスに使用された草花を無駄にしないよう
どんなにちいさな植物でも、花輪などに再利用し、創作活動をしていらっしゃいます。
商店の周りは草花で満ちあふれていています。


「フラをやってごらん。 また島に来たら、花の株をわけてあげる。」


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そう言って、お店に飾ってある花輪をひとつ、下さいました。
センニチソウとハイビスカスのガクでつくられています。
フラを踊りたいと思っていたから、どきっとした。

なによりのおみやげ。
こころに深く刻まれた。
あたたかいお気持ちを、ありがとう。
また遊びに行きますね。



夕食前にお気に入りの紺碧の漁港を散歩していると、さびきで釣りをしている青年を発見。
ビニールには、さっき釣ったと言うサバが一匹。

「えー、さびきでサバが釣れるんですか??」と聞くと
へへ、なんか釣れたっす、と笑っている。

再び海へさびきを投入後、すぐにアタリ!


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すごーい! 小ぶりながら、再びサバだあ。

興奮する、クー。
今回釣り竿を持ってこなかった事を後悔する。

きれいだなあ、海から上がったばかりの、さばくん。


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豪雨から始まったこの旅。

暑い日差しと美しい風景と美味しい食事、そして、あたたかな島の人々に出会えた。

トーキョーに戻る頃には、もうすっかり島時間になってしまった自分。
もとの生活ができるのかしら?



すばらしい旅を、ありがとう。
また、お邪魔させていただきます。

それまでみなさま、どうかお元気で。



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やさしく力強い島の酒たちにも、感謝!




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Author:kei1205
keiです。

見上げる空、花の色やかたち
光の変化や肌にあたる空気。
店先で手にとった果実
ビルのむこうに沈む夕陽。
なにげない日常のなかにあふれているうつくしさを
ひとつひとつ大切に思っています。

日々、感じたことなど。
流れ変化する自分の感覚を、記していきます。

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