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言葉のない 部屋

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その閉ざされた部屋は、
粉雪が舞うなか何かが降りてくるような
繊細で美しい、神聖な空間でした。
一定のリズムを刻んでゆくステップ
力強くやさしい指が導き出すライン
つんざく機会音さえ、心地よい旋律に変えてしまう・・

初めてのボードシェイプ見学は、まるで洗礼を受ける儀式のような体験でした。
— 大貫 透さんと一緒です。



数日前の私のフェイスブック投稿記事
これらの言葉を選ぶことが やっとだった。
これらが すべて。



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いよいよ 私のサーフボードのシェイプが始まる。
この時を、どれほど待ち焦がれただろう。

眼の前には 私の名が書かれたフォーム

「うれしい」 だけではない、様々な感情や想いが一気に溢れ出し
胸がつまり 呼吸する事が苦しかった。

「波乗りが大好きだけれど
 どのようなサーフィンをしていきたいのか わからない」

このような無謀なお題を ずっと一緒に考えてきて下さった人。
Action Glass Works 大貫透さん

彼の手によって、また新しいボードが誕生するという 瞬間


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いきなり大きな刃のノコギリが動き始める。

厚みのあるものを垂直な断面に切る事は 難しい。
それを体験的に知っている私は、この最初のひとこまで 
完全に作業に釘付けになってしまった。

なんて大胆 なんて美しいのだろう・・


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アウトラインが現れたときから、その断面をきれいに均す作業は始まる。

これからきっと、どんどんと削っていくであろうに
このような大まかな形状のときから、すでに仕上げに入っているかのような繊細な作業。

最初のアウトライン決めがいかに大切なのかを解らされる時。


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作業中、
とおるさんは何も話さないし、私も話したいとも思わない。

どこをどう削っていくのか、その工程を見ていると
このボードのコンセプトがはっきりと見えてくる。
言葉で説明されるより、よほど解りやすいということを 理解した。


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いつものように 工場のなかの大音量

iPadから流れる曲と 作業の音と
これらふたつが聞こえると、なんだか妙に落ち着いた気持になるから 不思議。


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削っては確認し 確認しては削って整えて のくり返し

波に乗るとおるさんの顔とは 別の表情をみた。
その眼は いくつもの美しい曲線を見いだし
その指が 何通りもの不思議なラインを描いてきたのだろう。


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重い機械を腕の延長として扱う姿に
どれだけの重労働なのだろうと思わされる。

それをひと月に何本もこなしてゆく 体力と気力と精神力

荒い息づかいと、じんわりとした熱気が 確かにこちらに伝わってきた。


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とおるさんの作業が ある一定のリズムのなかにあることに気がつく。
それは以前、ラミネートの作業を覗き見していた時にも見つけていた。

リズムにのって動くということ
調子良いステップが生まれ 
仕事はそのうえで、スムースにテンポよく 進められてゆく。


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そのうち、ボードがしなってくることに ビクリとした。

「もう、やめてください!」

薄くなり、ボヨンボヨンと動き始めるフォームをみて
何度、この言葉が出そうになったか・・

そのような現象はおかまいなしに、
すっかり薄くなってしまった そこだけを攻め続けるのですね。


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その眼で確かめて

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また、確かめて。

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途中、複数の来客と電話対応 そして休憩と称してフィン制作・・

そのようななかで トータル2時間半から3時間くらいだっただろうか。
「やばいよー、こんなにやっちゃった」
という、私にとっては嬉しいお言葉。

気持がのって、予定よりもついやっちゃった、
という解釈でよろしいでしょうか??

この日 80パーセント終わったという、このあとには
仕上げに向かっての、とても繊細な作業が待っているよう。

こうやって見るんだよ、と言って消された部屋の照明、
それによりくっきりと現れた陰影から、ボードの細かな形状を浮かび上がらせ
不必要な部分を修正してゆく、という具合。

なんて細やかで、なんと妥協のないことだろう。


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この指で この腕で
あの、すばらしいボードたちが生み出されてきたのですね。

そうして、私のボードもそこに・・

フォーム選びの大切さ
その構造がどうなっているのか
その特徴を踏まえた上でのボードシェイプ
どこをどういう順番で削り出すのか
どこを落とすことで、なにが起きるのか

実は削り出す前に 
考えておかなくてはならない事が あまりに多いことに驚いた。
それが、後のサーフボードの仕上がりに大きく影響してくる。

想像力

どのような仕事もそうだけれど、
想像し、想定し、結果さえも見据えたうえで始まりを決める、
サーフボードのシェイプも、同様なのですね。



あまりにすばらしい工程を見せつけられて
私はいまも、それに見合う言葉を探せないでいます。
ですから今回は、深い感想は言えません。

予定通りなら明後日には、ボードシェイプは完成するでしょう。
その時に、なにか見つけられたならば また書こう。



想い起こすと まだ別世界にいるような、厳粛な気持になります。

とおるさん、ありがとうございます。



階段うえ にて

朝4時起床 
すぐに仕度し、車を出す。

ここのところの仕事は体力的にハードなのだけれど、
休日前日から段々と疲労を感じなくなり、身体も軽くなるという怪現象。

他のスタッフは皆、休日は「昼まで寝ている」そうだけれど
今の私にはそのような時間の過ごし方は考えられない。
そういえば遥か昔、24,5歳あたり
京都で一人暮らしをしていた時には、そのような休日は当たり前だったっけ・・
遠い過去の自分を懐かしく振り返りながら、あっという間に鎌倉に到着。


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前日までの波なしはどこへやら

まだまだ潮は厚いけれど、短い板でも十分に乗れる波がブレイクしていた。

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この日私は、大先輩との大切な約束があるのだけれど
その時刻の潮が引きいっぱいになる事は調べてあったから
「とりあえず今、やっておかねば!」
と、波に吸い寄せられるように あっという間に着替えてパドルアウトした。

引き潮に向けて、波がどんどん良くなってきている事を感じながら
制限時間の間にどれくらい、どのような波に乗れるのだろう? 
と、少しばかり焦る自分もいた。

けれど、サーフィンには平静心が大切。
慌ただしくなりそうな心を抑えて、ただ 乗れる波を探して待つ。


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これは、その時の写真
スターボード酒井さんがいらしていたようで、また撮って下さっていたのです。
酒井さん、いつもいつも ありがとうございます!

画像の時刻を見ると、どうやらこれが私の1ラウンド目のラスト1本のようでした。
この時の波は、しっかりと憶えている。

いつ見ても 「成っていない」 私の波乗り。
このような姿が恥ずかしいけれど、自分の記録のために ここに残しておきます。
上級者の方々と並列される、私の写真。
じっと比べてみれば、そこから見えてくるあれこれを
次の波乗りへの課題にしていきます・・でも、
なかなか思うようにいかない事が歯がゆくて。


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時計を見て青ざめ、慌てて駐車場を出る。
1度着替えて、自転車を走らせ、ふたたび同じ駐車場へ。

畏れ多くも、大先輩をお待たせしての到着となってしまい、かなり気持が落ちてしまった。
申し訳ございませんでした・・しょぼん。

鎌倉の歴史あるブレイクの正面階段うえには、いつものように先輩方が。


この朝私は、先輩に冬用のウェットスーツの製作をお願いする為に
ここにやってきているのでした。
待ち合わせに指定された場所が、この 波乗り聖地である正面階段。
・・採寸は、どこでやるのカナ・・???



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岡本さん と ときたさん


先輩への初めてのオーダーとあって、かなり緊張して向かったのだけれど
いつ始まったのかわからないような かなり ゆるーい雰囲気のまま、採寸へ。

え! ここでやるのですか?!
という私に 「そうだよー、みんなここでやるんだよー」 ですって。
ホントカナ??


この日オーダーを決めたのは、波乗り大先輩である岡本氏のブランド Twees !


実は私は、このブランドロゴには ずっと
一種の憧れのような感情を抱いてきたのです。
ブランドロゴマークが苦手で、洋服でもなんでも ロゴマークはなるべく隠そうとしてきたけれど
Tweesのマークに関して言えば、
いつか、あのロゴの入ったウェットスーツを身につけてみたい! と
この1年弱 ずっと思い続けてきた。

昨年12月、先輩にある特別なブレイクに連れて行っていただいた時
波はよいのに10名弱ほどの上級者しかいなかったけれど
そこで入っていた半分以上の方が、Twees と書かれたスーツを着ている事に気がついた。

なんてふざけた名前だろう、でも イイ!

初めて見るロゴに、仲間内でつくったスーツなのかなあ、おもしろいなあ、
などと、その時は勝手な想像をしていた私。
しかし 私がそのブランド名を見たことがなかったのは、
そのスーツを着用しているような方々が入られるポイントに
私が入った事がなかっただけなのだと、後に判明したのでした。


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朝ここを離れる時には、面の美しいきれいな波がサイズアップしてきていたけれど
この時刻、風が入り始め、波が抑えられるようになってきていた。
けれど、やっぱりここはいい波!

岡本さんに採寸していただき、ときたさんに記録をつけていただきながら
眼の前で崩れる波を眺め、風にあたり
とてもリラックスした気持に・・

今までは 大手スポーツ用品店の狭い更衣室のなかでの採寸しか経験がない。
このような開放感に満ちあふれた、大好きな場所での採寸を
すっかり気に入ってしまったようです。


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採寸するにあたって、
さてどんな服装なら計りやすいのかな・・?
と考えた私は、前夜に はき倒したデニムパンツをチョキチョキとやり
即席ショートパンツにしてみました。

スカートはだめだけど、パンツならいいよ
と言われていたのだけれど、なるべく正確に計っていただきたいですものね。
パンツよりタイツの方が、まだいいのかな という素人思考です。


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とにかく 岡本さんと、ときたさんのやりとりが素晴らしくユーモアに溢れ
それが私の緊張をほぐして下さり、楽しいひとときとなりました。

「明日の朝には、けいちゃんのサイズがネットで全国公開されるもんねー」
・・それだけは、ご勘弁ください・・

岡本さんの採寸は、それは手馴れていらして
そう書くと失礼なようだけれど、それはつまり、
今まで私が受けてきた採寸の仕方が、いかにぎこちなかったか、ということです。
なんというか、
採寸されている という事を意識せざるを得ないような不自然さばかりでした。

プロの手とは、こういう事をいうのですね。

ロゴはどこに入れるう? 何色にするう?
と、グラフィックを学んでいらしたベテランデザイナーである岡本さんにアドバイスいただき
なんとかデザインが決定。

あとは仕上がりを待つだけです。
楽しみ!

岡本さん、ありがとうございます!!


それにしても、
海から上がっていらした方々、これから入られる方々が
次々と岡本さんのところに挨拶にやって来ることに驚きました。
と同時に、岡本さんの存在のおおきさを改めて知ることになり ぞくりとしました。

このような方がオーダーを受けつけて下さるなんて、とても光栄です。


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風にあおられながらも、波はまだまだ続きます。


今までウェットスーツに満足したことのない私が、このオーダーを決めた最大の理由

「スーツは板同様、もしくはそれ以上に重要ですよ」
「気持ち良いものしか つくりません」

岡本さんから、そのようなお言葉をいただいたからだった。
ウェットスーツなんて、ただの防寒具・・
その程度にしか考えていなかったから、眼からウロコという感じ。

同時に、そんな風に言い切って下さる事が、とても嬉しくて。

今回私がオーダーしたのは、今まで経験のない、初めての形。
大手スポーツ用品店の方からは、女性には向かないデザインですよ、
と言われていたタイプ。

しかし、実際に岡本さんのスーツを試着させていただき
その特徴を確かめてみて驚きました。
ときたさんから
「腕の伸びが15センチ違うよ!」
と言われていたとおり、運動性にもかなりの違いが現れるようです。

こんなスーツがあるものなのですね・・!!
今までのは、何だったのでしょう。


「今まで ウェットスーツで良い想いをしたことがないから、楽しみ!」
と お伝えすると、
「オレも楽しみ!」
と、ときたさん・・ん? どういう意味でしょうか・・??


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美しい夕焼けに 今日の出来事と波を想う。


近頃、海での出逢いが増え
様々な方の考え方や価値観に触れる機会が多くなっている。
自分がいかに今まで、何も知らずに海に浮いていたのか と思わされる。

サーフボードにしても、ウェットスーツにしても、
こんなに深い世界だったのですね。
うーん、おもしろすぎます!

知らない世界を知るって、楽しいなあ。
これからが、ますます楽しみな気持ちでいます。



また長くなりましたね。
それでは また!

また 好きになる

 
「今日また、波乗りがもっと好きになりました!」

先日のシークレットブレイクで、私が先輩に伝えた言葉。

先輩はその言葉の意味を、どこまで理解してくださっていたのかはわからないけれど
どうしても、伝えずにはいられなかった。


でも、いいの。
私はまた、サーフィンが大好きになりました。
こんなに好きになってしまって、これからきっと、もっと好きになるかもしれない。
そう想うと、ちょっとこの先の自分の行方が怖くなりもするのです。


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昨日
「波はどんどんサイズダウンするでしょう!」
と、波予想はどこも同じフレーズをうたっていた。

あまのじゃくな私は 「そんなこと、わかりませんよ」
とかなんとか思いながら、潮が引き始める昼過ぎから湘南へ。

しかしその理由は簡単で、
午前中はクーの学校関係の集まりがあったためであり
祈願的自分波願望 とでもいうのかもしれない。




そうして海へ入ってみれば、3時間まるまる
たまのセット 最大ハラサイズのほぼ独り貸し切りブレイク。
小波練習ですね。

ご一緒させていただいたのは
最初の1時間、最近お知り合いになれた シェイパーの平野太郎氏と
最後の40分間、あの 日浦氏だけでした。
あとは、私ひとりのみ。

セット間隔が長く、全体的には厚ぼったい波なのだけれど
時々切れた波もやってきて、
平野氏もショートボードですてきなライディングを見せて下さいました。


独りで海に浮かんでいる事は、もういい加減慣れたのだけれど
時折キョロキョロと左右を見渡しても、サーファーはファーストポイントに数人のみ。

「どうして誰も入って来ないのかな・・?」

夕方暗くなるまで、ずっとそのような事が不思議でならなかった。



最初に独りでパドルアウトし
久しぶりのロングに苦戦していると、右から見覚えのある横顔が・・!
それが、平野太郎氏だった。

平野さんとの出逢いブログは、コチラ↓
http://keikee1205.blog10.fc2.com/blog-entry-261.html


ちょっと久しぶりの再会なので緊張しながら
しかし、波待ち時間に たくさんのお話をすることができました。
波が次々とやってくる時だったら、決してこのような時間にはならなかったでしょうね。
そういった意味では、セット間隔の長さには感謝できた昨日。


たくさんのお話しには、それぞれに重要な意味が込められていて
それらを感覚的に理解出来る私は、とてもありがたく、ウンウンと頷いていました。

平野さんの基本には HAPPY な空気が静かに流れていて
ビジターで初心者である私は、救われたような想いでその空気に身を寄せていました。

ゆるくやさしく 
サーフィンて、これが気持イイよね!
というような事を、たくさん伝えてくださいました。

それとやはり、道具の大切さについて。
波に合わせて道具を選べば、どのような波でも楽しいよね、というお話。
いまの私には、とてもよくわかる。

平野さん、ありがとうございます。
最後に陸からおおきく振ってくださった手が、とてもあたたかくて嬉しかった!


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無人のブレイクの楽しみは
何と言っても、自分が乗りたい波に乗れる事と
周囲を気にせずに、思い切り波にトライできることに尽きると思う。

気弱で実力のない私は、行こう!と思った波のインサイドに
他のサーファーの方々が列をなしていらっしゃったりすると、
とたんにダメになってしまう。
怖くて波に乗れなくなってしまうのです。

それは単に、私の波乗りの技術がなく 
ほかのサーファーたちを避けながらサーフする事が難しいせい。

平野さんから
「 NO CONTROL  NO SURF 」
についての話をお聞きした。
波を共有するという厳しさと楽しさ。
今よりもっとヘタだった自分を振り返り、今の自分を想い、
様々な感情が入り乱れながらも、自分の目指したい方向が見えてくるようでした。

それらを越えて、もっともっと、波乗りの世界を知りたい。



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夕方、水に浸かった身体が 緩やかに吹く風にぞくりと反応し始めていた。
秋らしく、その冷たさは冬に向かっている事をしっかりと感じさせ、
ウェットスーツもそろそろ新調せねばなあ、などと考えながら波に乗っていた。

ウネリがやってくるのが見えたので、くるりと方向転換しパドルを始めると
「あれー、誰かと思ったよー!」
と、大きな声が。

すでにパドルを始めていた私は、その声が日浦氏だと知り動揺し
その波には乗り遅れてしまった・・というのは、単なる言い訳。

きっと、陸から波に乗る私は見られていたのだろう。
近くにいらして日浦氏もビックリ! のようだったけれど、
こんなに薄暗くなり始めた頃に海に入ってくる事に、私の方がビックリビックリ!!

サイズはお聞きしなかったけれど、ボードはもちろん とおるさんシェイプの板。


え?
と思うような緩やかなウネリにも次々と乗って行き、
常に波のポケット(一番力のあるところ)に居続ける波乗りに
私はただ、ぽかんと口をあけているままとなった。
疲れてフワフワとし始めていた私の意識が、再び覚醒するような感覚。

波がブレイクする場所から陸地まで、私と同じ場所から波に乗っても
波に乗っている時間がここまで違うものなのか!
それを、まざまざと見せつけられ、愕然とした。
このようなトロ波の日だと それがよくわかるものですね。

インサイドからアウトに向かう途中に 日浦氏の波乗りを横から拝見していると
それがどういう事で成り立っているのかが、よく理解できる。

・・私もあのように、波の一番いい場所に居続けられるようになりたい!



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この日 
波乗りが上達する条件のひとつとして、

「すてきな先輩方と知り合うこと」

という項目が間違いなくあるのであろう、と確信してしまった。


そのような先輩方を拝見していると、自分もそうなりたいと思うし
波に乗るということや、その技術を 身近に思い知らされる事となる。
それと、波に乗ることの楽しさも。


「独りのサーフィンももちろんいいけど、二人のサーフィンっていいよね」
会話の合間に、平野氏が静かな笑顔で呟いた。


基本、独りサーフィンの私だけれど 今ならわかる。
「そうですよね」
って、深く頷く事ができた事は、以前の私とは少し変わってきた証拠なのでしょうか。


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決して波が良かった訳ではないけれど、このような波の日に
すばらしき波乗り上級者であるお二人にのみ出逢えた ということが不思議でならない。
とても、すてきな時間となりました。
このような波の日でも、笑顔で波乗りを楽しんでおられる姿が、印象的。


やはり波は、自分の眼で探さなくては。
そんな風にも、想えたこの日。



大好きな海のうえでは、穏やかな気持でハッピーでいたい。
これからも、ますます。



すてきな一日を、ありがとうございました。





















あの波へ もう一度

うわあ、こわい!

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台風21号はすごい波を届けてくれているようで
前日までの湘南の波写真を、フェイスブックなどでいくつも目にし驚いた。

巨匠と呼ばれる方々が次々と沖に漕ぎ出し
それはそれは、すばらしい波乗りを披露されていたのだそう。
拝見したかった!


私の休日予定の前日
先輩から再びボードをお借りしようと思っていたのだけれど

私レベルが入れるようなポイントがあるのか、ないのか?
入ったとしても波の威力で飛ばされて巻かれて、大切なボードを壊すのではないか?

そのような懸念から 
「壊したくないので、明日はボードお借りするの止めますね」
と、メールを入れておいた。

・・はずなのに、後の電話で
「じゃあ、明日はボードどこで渡そうか?」
ですって!
そのマイペースさが好きなのですけれどね(笑)

台風22号の接近に伴い、そこに吹き込む風でウネリが抑えられるのでは?
というのが、先輩の予想。
うんうん、そういえば前回の台風も同様でしたね。




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早朝から動くという先輩を待ちながら、夜明け前から鵠沼波チェック開始。


ん?
やはり、前日の先輩予想どおり、波サイズはかなりダウンしていた。

潮が上げている為もあるけれど、鎌倉も厚ぼったいウネリがたくさん・・
七里ケ浜正面は写真のとおりで、時々頭以上の波が入ってくるのだが
そこから溢れ出てくる泡の量に怯んだ私は、ここは止めておこう、と決めた。
先輩はここで入るのかもしれないな。


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お待ちしているボードと言えば、もちろん、この板!
ブログで何回か書いている、FreeFlow 6'8" EGG Model

なぜこのボードばかり乗っているの?
と思われそうだけれど、それは、もっとこのボードの秘密を知りたいからです。
もちろん、ほかにもお借りしたい板はたくさんあるのですが
集中して、この板が何なのかを体感したいのです。



きっとまだまだ来ない先輩を待ちながら
移動しつつの、波探し。
車でゆっくりと、あちらこちらや 細い路地に入ってみたり。

すると・・
あった!

他のどのブレイクにもない、美しい波が割れているではありませんか。

小波なのですが、その形や斜面のツルリとした感じに
別世界に迷い込んだように、しばしウットリとしていました。

・・あれ?
遠すぎてライダーの顔までは判らないのだけれど
その波乗りの仕方で、ある方のお名前がすぐに浮かんだ。

日浦さんだ!!

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↑かなり遠くだけれど、これは日浦氏なのです!

テイクオフから独特のスタイルのターンを繰り返し
長く乗りつないだ波がインサイドに入ってきたところを、パシャリ。

先ほどの先輩との電話で
「日浦くんはもうやっているよ」 とお聞きしていたけれど
このブレイクでしたか・・

さすが日浦さん。
こんなに遠くても人物が特定できるとは、
そのようなスタイルを確立できたら、最高ですね。
すばらしいです!


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2時間ほどしてから、先輩登場!
先輩とは・・とおるさんのことです。

途中、近辺をうろうろと移動しながら
長時間このブレイクの波チェックを続けていた私は
波がどんどん良くなって来ていることに興奮していた。

「見ていたら、入りたくなってきちゃいました」
という 途中報告電話の私の言葉に反応してくださり、
とおるさんは そのまままっすぐに、ここに向かって下さったようだった。
私のような初心者の意見をまっすぐに聞いて下さる 懐のおおきさがすごい。


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ここは本来なら
私が入らせていただけるようなブレイクではなく
また、ここでは過去に苦い想いも持っている。

すばらしい波が立つ場所だとは体感済みなのだが、
もっともっと、様々な波を経験してから
再びここに挑戦させていただこうと、そう決めていた矢先のこの日。



この頃には、空はすっきりとした青一色。

そして私は変化する波を見つめながら、
ああ、あの波に乗りたいなあ・・
と、気持ちが高ぶるのを、実はしっかりと自覚していたのでした。

同時に 今の私はあの波に
乗れるのか、乗れないのか、
乗ろうとしないのか、乗る気がないのか、
そのような自問が 絶え間なく私のなかをぐるぐると廻る。


するとそれを察知されたのか、とおるさんは
「ハイ、ボード!」
と私に渡してから
「けいちゃん、やろう。」
と、当たり前の流れのように言って下さったのです。


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勢いよく立ち上がる波
一瞬にして弾け、眩しい光を纏う真っ白な飛沫

強い太陽に眼を細めながら沸き上がってくるのは、
あの日の悔しさと、全身で受けた波の力

だめだ、やっぱり挑戦したい・・
もうどうにも抑えられないような気持ちに背く事ができず
気づくとあっという間にウェットスーツを装着していた。


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沖へ出て行く方法やルートや、やってくる砕けた波の性質は少し心得ている。

長距離ゆえ、ゆっくりとパドルアウトすれば
やがて、美しい波がみえてきた。

「うわあ、きれい!」

パドルしながらため息と共に、思わずおおきな独り言。
海のうえから このような波を間近に見る事ができるとは、
サーフィンをやっていて良かった! と思える事のひとつでもあるのです。

水の透明度も高く
海底に広がる一面の岩岩が、はっきりと確認できる。
すてき・・



この日で5回目

様々な波サイズがあったけれど、前回まででまともに乗れたことはない。
1度も乗れずに帰ってきたこともあった。

けれどこの日
結果から言えば、3時間で10数本の波に乗ることができた。 と、思う。

私が乗らせていただいたのは せいぜいハラ〜胸サイズ、
おおきなサイズの波には怖くてトライできなかったけれど
それでもこの場所で、
インサイドまで乗って行かれたことが 何より嬉しくてたまらなかった。

しかし、乗り方は自分でも判るほど いつも以上にメチャクチャで
とりあえず 「落ちるものか!」 という気合いで乗って行ったような
私の周りだけ、そんな体育会系的波乗り時間だったと思う。

この日の目標は とにかく、乗る事!

この場所の総帥O氏に 「乗らなくちゃあ、だめだ」 と
静かに言われたことを、いつも想いだす。

私の場合、そうなると自然と
乗り方云々より乗る行為そのものに焦点をあてがちなのだけれど
本当なら、きれいに波をメイクしたいものです。
そうできない、まだまだ・・な私。


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大先輩方は、次々と頭オーバーの波に乗り 
横からそれを拝見しているだけで、私は気持が上がりっ放し。
すごい スゴい 凄い!!

茨城以来の再会の日浦さんも、
やはり 「ナンだよこれ、サイコー☆」 を連発。

「ニコニコですね」 と私が話しかけると
「とおる、いまチューブ入った!」 と嬉しそうに応えて下さった。
仲間同士 讃え合えるって、すてきですね。


ある時 とてもおおきなセットが入ってきて
あぶない! と思って私は必死で逃げるのだけれど、
そのような私の真横で とおるさんは
降ってくる瞬間のものすごい波にドルフィンせず、くるりと向きを変え
一瞬にしてテイクオフして行ってしまった。

びっくりして眼で後を追うと
じゅわー・・! と崩れ降り注ぐ波のなかに とおるさんがいた。

あり得ない!
そのような感想を後でお伝えしても、相変わらず余裕で静かに笑っている。
ウーム、この笑み・・・なんなのだろう。
このような方から 波乗りを教えていただいているのだなあ、私。

そう思いながら、しばし ぼうっとしてしまった。


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先輩方のすばらしいサーフィンを間近で拝見し、勉強させていただき
私はとても満たされた気持で ブレイクを後にした。
もちろん、課題は山積み。
でもそれは、またこれからひとつずつ解決していこう。

グーフィー波からの 大好きな長距離ボディボード乗り!
長く続くパワフルな崩れ波にボードを傾けながら一気に乗って行き、上陸。

無事に帰って来られて、よかった。
ありがとうございます。
そのような言葉が自然と出てくる。

駐車場へ帰る途中、海から上がったばかりの 
帰り支度をしている先輩方へ挨拶は忘れない。

ありがとうございました。
お邪魔致しました!

そう言うと、お会いする方々 皆さんが清々しい笑顔で応えて下さった。
きっとそれぞれに、すばらしい波と出逢えたという証拠なのだろう。
海でお会い出来た方々とこのように挨拶することが とても好きで、うれしくもある。





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朝から何も食べていない私は おなかぺっこぺこ。
とおるさんから以前教わったカフェで ハンバーガーとチリポテト。

あの時はしょんぼりポテトだったけれど、この日は違う。
気持が高揚しすぎて、逆になかなか口に入れることが出来なかった。
運転しながらの食事。
すっかりお行儀の悪さも、身についてしまったようです。

↓ションボリポテトの波乗り日記
http://keikee1205.blog10.fc2.com/blog-entry-252.html




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それにしても
乗れなかった波に 乗れるようになるとは どういうことなのだろう?
と、考えています。
その日その時々で 波のサイズや質は違うにしても
半年前に乗れなかった波に、今日 乗れるということ。

サイズ、パワー、ボード、一緒に入る人々、体調、きぶん、前向きな気持

原因はいろいろあるだろうけれど、それを消化したり均したりしながら
いつでも乗れるようになる! とは、難しいことだろうか。
私にそのような日は やってくるのだろうか。

要素が複雑すぎて、想像がつきません。



この日
ブレイクでご一緒させていただいた先輩方、お邪魔致しました。
たくさん学ばせていただきましたし、すばらしい日となりました。
本当に ありがとうございました!




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帰宅するとちょうど、
お隣のこうちゃんが飼い始めたという フレンチブルドッグのイズモに遭遇。
クーは何度も会っているらしいけれど
普段仕事で夜の帰宅となる私は 初対面だったのです。

生後8ヶ月。
ずいぶん立派な体格だけど、眼はまだ あどけないのね。
カワイイ!

外出が嫌いなイズモは、すぐに家の中へと駆け込んでいってしまった。
ちょっとした、箱入り なのネ。




ではでは 長くなりましたので、このへんで。

まだ気持の高ぶりは続いているようで、眠れるかな・・
はやく気持を切り替えて、次の波に向かいたいです。

おやすみなさい。


出逢いによって かわる

数日前、しんやさんから突然メールが届いた。

なになに?
と、仕事が終わってメールをひらくと・・
「けいちゃんのフォームが届いたよ!」
ですって!!

フォームを発注したとはお聞きしていたのだけれど
いざ、このような事を知らされると いよいよ実感というものがわき出して
緊張感と興奮とで ますます眠れなくなりそう。

それは本当にそのようで、毎日 奇妙な夢ばかりみて目が覚める
の、くり返し・・
いい加減、寝不足なこの頃なのです。


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え??

添付されてきた写真をみて、びっくりびっくり!
フォームって、すでにボードらしき形状をしているのですね??

四角いブロックを想像していただけに、ちょっとしたショックでした。
四角いフォームに前後左右から見た形状を書き入れて、削ってゆく・・
そのような想像が、私を完全支配していたようです。

そういえば先日、工場に行った時に
「これは○○社長のボードなんだけどね・・」
と言って指差されたものが、ボードらしい形はしているのだけど
厚ぼったくて妙にツルリとしていて、
荒削りにしては妙な形だなあ・・と感じていたのを思い出した。
きっとあれも 「フォーム」 だったに違いない。


昨日今日で初めて知ったのだけれど
フォーム選びって、ものすごく重要らしいのです。

ものすごい種類のフォームがあって、
幅、長さ、厚さ、重さ、ロッカー、ストリンガー
などなど、その組み合わせをシェイパーが好きに選べるようになっているらしい。

で、シェイパーは板の仕上がりを想像してフォームを発注する訳なのですが
このプロセスを重要視せず、
おろそかにしてしまうシェイパーも少なからずなのだとか・・

元が違えば きっと、仕上がりも違うはず。
そう考えると、ベースとなるこの段階は、慎重に考えるべきなのでしょうね。

これは 「USブランクス」 のフォームだそうで
すごくよいもの なんだそう。
どう良いものなのか、今度きっちりとお聞きしてみようっと!


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今年のはじめ
まさか自分が、カスタムボードをオーダーする事になるとは 思ってもいなかった。

その頃の私はどのような波乗りをしたいのかもわからず、とにかく必死で
中古でいいから、色々な板に乗りたい!
と真剣に考えていたのでした。

そのような あたふたとやっている私に手を差し伸べて下さったのが きん先輩で
それから この赤い板と出会い
波に乗る事が更に楽しくなり、難しくなり、海へ向かう日々が待ち遠しくなったのです。


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カスタムボードにこころが動いたのは 魅力的なクラフトマンに出逢えたから。
その方から 波乗りや海や、サーフボードの話をお聞きしているうちに
自然と気持は、その方に 
「私だけのための サーフボードをつくっていただく」 
という方向に向いていたのです。

180°の気持の転換だけれど、私にとっては とても自然な流れ。
きっと、そういうタイミングだったのだろうと、スルリと私のなかに受け止めている。

いままで何人かのシェイパーにはお会いしてきたけれど、このような気持になるのは初めてで
これもきっと 運命 ということなのだろうな、と感じています。
このような出会いに 感謝。
ありがとうございます。

カスタムボードの何が良いのか? ということに関しては
追々ここで書いていきたいと思っています。



ああ、波に乗りたいなあ
と気持が乱れ始めているので、明日は千葉へ行ってきます。
そうそう、
「冷静で平穏であること」
それもいま、習得しようと 先輩に習っているところです。
まだまだだなあ、私。



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ある日の 特別なグーフィーブレイク

美しい波乗りをされるお方は、
ここの首領であるスーパーローカルS氏だと後で知りました。
すばらしい波乗りでした・・また拝見させていただきたいです!

初めて体験した夢のような波の日・・
もうすぐ、あの季節がやってくるのですね。



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早朝、家のドアを開けると でんすけがいたらしく
さっと逃げ出して庭を出て行ってしまった。

でんすけ、まってー!
と、道路に飛び出しそーっと先回りし
追いついたところを、パシャリ。

ビックリ顔のでんすけ、ちょっとコワイデス・・


明日はどのような日になるのかな。
初めての波と、よい出会いがありますように!





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kei1205

Author:kei1205
keiです。

見上げる空、花の色やかたち
光の変化や肌にあたる空気。
店先で手にとった果実
ビルのむこうに沈む夕陽。
なにげない日常のなかにあふれているうつくしさを
ひとつひとつ大切に思っています。

日々、感じたことなど。
流れ変化する自分の感覚を、記していきます。

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